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シトロエン


2014年3月吉日

 Xmを降りる少し前から、次の車どうしようかと色々考えることがあって、
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マツダ CX5
 やっぱりディーゼル、しかも安心の国産!

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プジョー 1007
 値段がかなりお求めやすくなり1.6Lでも40-50万で!
 両開きスライドドア、、、やっぱり、なにかしらややこしいオモチャが欲しいらしい。

その他、ここ最近お借りしていたんですが、

こんな車たちも
仕事に回るには、うってつけ。
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トヨタ プレミオ
がっしりボディに高速も結構安心。一昔前のドイツ車ってこんなかんじ? しかし、意地でもドイツ車なんか絶対買わない天邪鬼な人間です。今時の某独逸車の乗り心地にはもううんざり

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日産 ノート
ルノーと提携しているせいか?柔らかい中にもしっかり安定した乗り心地。

どのメーカーも確実に進歩してきてるんだなぁ、、、

でも、どれも乗ってるともう早く降りたいなとアクセルはついつい踏み込みがちに、、、

やはり

Xmを忘れられませ~ん

 ガンディーニの芸術的デザインはいやが上にも所有する者の心を高ぶらせ、走り出せばそこは天を滑空するような浮遊感にあふれる非日常

 外車の経験が無く、後期型Xmなら国産車並に使えますかね?とあるサイトでバカな質問をして笑われながら、飛び込んだハイドロの世界でしたが、取り回しの良いサイズで、毎日のちょい乗りから遠乗りまで、ハードな仕事にも当たり前に使えました。

 20万kmを走破し終えて、敢えて断言します。道具として、私には国産車以上に遙かに優秀でした。

 高速でも下道でも、満員・荷物満載でもハイドロにより車高・姿勢は常に最適に保たれ、ビクともしない走安性、変わらぬ雲の上の乗り心地、ゆっくり走ってもストレスにならないので安全運転にもつながりましたね。

 乗り心地がよくてもバネのようにブワンブワン、、、ではいやでも地べたを走ってる事を思い知らされ眠くなるだけの退屈さだけど、そこはハイドロ、ふわっと気流の波を乗り越えていくかのような空を飛んでるが如き浮遊感となると、これは眠くなってる場合ではないとドパミンは溢れ、えもいわれぬハイドロ-ハイに恍惚となってドライバーはもう降りたくない、、、、24バルブ6気筒エンジンのシルキーなどこまでも伸びるパワーがマニュアルミッションでがっちりタイヤに伝わって翼を得たかのように舞い上がって行く、、その様はもうなんか、、、右足とクルマが一体となって周りの世界を支配してどこまでも飛んでいける、、、とうとう最後まで最大パワーを試す機会がないまま終わったのが心残りです。

 この10年の間、仕事にも走り回りましたが、夜中の緊急呼び出しを受けて急行するときも体に優しく、うまくいかなくて心が折れそうなときも、帰る車内で癒されながらいつのまにか人生捨てたもんじゃないさと思い直す日々でした。

 そして、五感を癒す優しいだけのクルマではなく、いざというときにはがらりと豹変! あちこちに張り巡らされたハイドラクティブセンサーが瞬時に察知してガチガチに足回りを固めるその変化には感動しますよ!

 例えば、ブラインドコーナーの先に大きなうねりや障害物を発見してハッとした瞬間、Xmは”グンッ”とはいつくばるように姿勢を屈めます。もう何があっても路面を離すまいとするかのように。危険回避のあらゆる急動作にびくともしません

 色んな状況下でのドライバーの負担を和らげようとする設計なんです。退屈させて眠くなることがないように、また厳しいワインディング・超高速運転では緊張感を和らげ、どこまでもどこまでも、、、「空間を時間によって征服する」20世紀最高の車。
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 ハイドロの部分だけでもトヨタに作ってもらったら良かったのにね、、、、スタンダードになってたかも!
 
 さて、長々と皆様には今更という余計な話になってしまいましたが、

新しいクルマです。
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 前回オートマXmダウンの時同様あわててルパルナス渋谷さんにコール、ちょうど在庫に残っていたシトロエンC4グランドピカソ eーHdiに決定し、速攻納車して頂きました。関西支部の奥井様、ありがとうございました。

Xmとは似てもにつかないクルマですが、これからは更に沢山の人と荷物をのせて走っていこうと思います。
 同じシトロエン、きっとXmでは見えなかったまた別な世界をたのしませてくれることでしょう。同時にもうはらはらドキドキが当分無いことを願うばかりですが、こればかりはね、、、、乗ってみないと分かりません。

 それでは皆さん、最高の車、Xmを最後まで存分にお楽しみください。皆様のXmライフに幸多いことを願って筆を置きます。
 

 

 

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引き際

 2014年2月 20万3960km

 ガソリン漏れも治って、さあまたよろしくと毎日外回りしておりましたが、気になっていたのがアイドリングブルブルの再発です。アイドリング周辺以外ではそんなことを忘れるほどで、高速なんかもうしびれるようなパワーの伸びを見せてくれますが、どうも持病みたいになってます。再度レキシア繋いで見たら、前回TPS交換直後の調子いいときはまだちょろちょろ変動していたモニター上のスロットルバタフライ開度と電圧が、0.0度、568mVでピタリと逆に微動だにしなくなっているのに対して、ダイアグは間歇的O2センサー不具合と表示していたので、O2センサーを交換しましたが、ダメ。R0018710.jpg
こうなったらと水温センサーも交換、これもダメ。R0018761.jpg
これは、プラグ交換(V6でかなり憂鬱)から何から片っ端から交換コースの予感。

 さらには最近、左運転席の前当たりのパネル状のサブフレーム?を伝って微かに地面にしたたり墜ちていたLHM。下から見るとブレーキバルブの上側リターン接続周りからの模様。R0018791.jpg


 おおよそ同じ口径のガソリンホースとクリップを用意して交換に臨みました。R0018775.jpg
LHMタンクやその周辺の諸々を外してその下をのぞき込みながら、リターンホースを外してさあどこでカットして連結しようかとごそごそしていると”カポン”とイヤな感触を残してそのリターンホースがオクトパス分岐根本で折れてしまいました!
 これは困った、根本なだけに、用意していたジョイントを幾ら押し込んでも余裕が無くて受け入れてくれません。しょうがなく家の中にあった適当なものから太い水道ホースやらプラスチックのスピッツやら総動員してつぎはぎしてなんとかブレーキバルブリターン接続口まで開通させました。

 しかし、冷静になって周りを見回すと他のリターンホースからどうも新鮮なLHM漏れらしきものがあちこち見えます。中にはプレッシャーレギュレータ?の太っとい特殊なホースも部分的にLHMがネットリとしみ出して見えます。

代替ホースで全面的に引き直してもらったらいいのかもしれないけど、


 うーん、と雪もちらつく寒い中考え込むことしばし、、、、



もうこれは潮時だろう、そうだそうだ、”諦めよう”

 折しも消費税値上がり寸前、心優しい神様も天国の父も、もう潮時だよと教えてくれているのだろう。

 ありがとう、すばらしい10年を。2台のXmは最高でした。

 でも、仕事でやはりどうしてもクルマは必要。他の人の車を借りながら回っているものの、いつでも借りられるわけではなく、急な呼び出しには不安が付きまといます。断末魔のXmも走られない訳ではないけど、あの光景を見た後では仕事には使えません。

 ということで、次の車決定まで書いて、このブログを終了としようと思います。

追加;3月15日

 Xmは、長年お世話になったVell motorsさんに引き取っていただきました。今までのお礼を言いに訪れました。
 もう、早速Xmのお客さんたちのためにドアやらエアバッグやら取り外されておりました。
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 Vellさんは現在、以前の神戸市東灘区魚崎から北区の蓑谷方面へ移転中で下記で営業されております。これから工場ガレージ建築が始まるようです。

 Vell motors
 所在地;神戸市北区山田町中字大沢21-1 (近くにラーメン屋東麺坊 蓑谷店があります)
 電話番号;090-3726-0608 (三成社長携帯)

ご興味のある方は、どうぞ。

燃料漏れ

2014年1月 20万3700km

いつものエンジンルーム点検時にエンジンルーム内が、どうもガソリン臭いのに気づきました。クンクンと鼻を頼りに辿ってみると、微かにホース先端のクランプ周囲からカプラーまでが湿っています。
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エンジンヘッドのフュエルレールにガソリンホースが連結する部分です。

これは大変!緊急事態! あわててヴェルモータースに連絡、対処していただきました。

結局、クランプを元々のワンタッチのものからネジで締め込めるタイプの一般的なクランプに変更して漏れは消失したようです。クランプが弱くなっていただけで、ホースやカプラはまだ無事でした。場所が場所だけに、高速道路でのテストも含めて5日ほど預かって徹底テストしてくれてから納車となりました。SDIM3431.jpg

 おかげさまで、また明日から安心して勤務復帰です。

ヘッドライト光軸調整機構の修理

2014年1月 20万3300KM

最近、夜走行していると対向車からパッシングされることがありました。壁にライトを当ててみると、右ライトは光軸の斜め上側にも余分なライトスポットがもう一つ目立ちます。

 車検も近いので調整してみることにしました。ヘッドライト裏の上下調整ボルト(本来は切断したワイヤーを介して回転させるようになってますが、前回切断する羽目になりました)を10mmソケット(ぴったり適合します)で廻しますが光軸は全く動きません。
 どうも中の方も調整機構が壊れたみたいです。

 並行輸入の左ハンドル車だから、ヘッドライトレンズのカットが右側走行仕様のままになっているのかとも思い、テープで一部マスキングしたり、欧州でイギリス走行用に販売されているbeam benderの購入も検討しましたが効果はなく、左ハンドル車の右ライトのレンズは今の車も前の正規輸入車も同じものが使われていることが分かりました。

 光軸調整機構の修理をするしかないと観念しました。

1.ヘッドライトをボックスごと取り外す
 
 ダブルシェブロンの入ったグリルを取り外し、ヘッドライををむき出しにする。


3カ所の10mmボルトを取り外す。内側下のものは陰になっていてクラクションステーと共締めになってます。

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ロービームの配線コネクターを外す。 <訂正>ハイビーム近くの配線コネクタを外す。ロービームはHIDバルブに替えてあるならバラストと一緒に外せますが、バラストとロービームバルブとの配線を外しておいた方が身軽です。HIDバラストを固定する両面テープはスカスカにひからびていたので、今回作業終了時はタイラップで近くのキャニスターバルブのステーにくくりつけておきました。

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 光軸調整用のノブをできれば外しておいた方がよい。このような形になっているので裏側から手が入るのならグイッとストッパー部分を押して無理無く外すかマイナスドライバーを鍔と土台の間に差し入れて刃先でストッパー部分を圧迫しつつ鍔を強引に押し上げる(ストッパーがおれる危険性あり)。

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 さあ、これでライトボックスはフリーです。おっと、左ライトの時はボンネットを開くためのワイヤーが通ってるので外すのをお忘れ無く。

2.ライトボックスを分解する
 クリップを外してからガラスカバーをあけます。

 反射板は前側の細いエプロン状のものは三箇所で固定されていますが、簡単にはずれます。左右斜め上の二本は軽く手前に引き、最後に下側のひっかっかている爪を優しく押して解除。

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 本体側の反射板はライトボックス側3本のボルトのボール状先端が反射板裏面の穴にハマりこんで固定されてます。このうち上側と斜め内側の2本が光軸調整用の役割を果たしています。残り一本は同じ形ですが単に固定用です。R0018662.jpg
ボルトの中程にはネジが切られており、本体穴の中に固定された金属ナットの中でボルトが前後に動くことで反射板を押したり引いたりするわけです。


 終了してこの3本のボルトを元の穴にはめるときは
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黒いプラスチックの受け穴の方を

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このように反射板から外して先に嵌めておいたほうが楽です。

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 私の場合、一番上に位置する光軸上下調節用のナットが穴の中から簡単に脱落してきました。ナットが穴の中でがっちり土台の役割を果たせないのでボルトを廻しても反射板を動かせないわけです。左右用のナットは穴の中でがっちり固定されてました。

 考えるに外から調整用ノブを廻して反射板が上下の外枠限界まで当たって動けなくなってるのにワイヤーを介しているものだから、気づかずに無理やり回し続けてワイヤと中のナットに過大な負荷が及んで、折れ曲がったみたいです。私の場合、ワイヤー切断してボルトを直接回せるようにしたので、中のナットにも力がかかり過ぎて固定が外れたみたいです。また、いじり壊してしまいました。ナットとボルトが固着してるのを無理に回してワイヤが折れてしまう事も考えられるので、ノブが固いと感じられるときはCRCを吹いておくのも不具合の予防になりそうです。

 今回やったことは、このナットを瞬間接着剤で元の場所に固定しただけのことです。

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 今回の作業中に、HIDバルブの台座を固定する小さな2個のネジのうち1個がなくなって、バルブが斜めを向いているのに気づきました。このために光軸が狂っていたのなら、いくらノブを回しても十分には下がらないわけです。



 10mmソケットでスルスルと調整できるようになり、外側斜め上の妙なスポットも姿を消しました。
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内気外気切り替えフラップ故障再発

2013年12月
 エアコンの内気・外気切り替えボタンを押したところジーというギアの廻る音がしません。内気循環にしたはずなのに外の排ガスの臭いが入ってきます。
 また、こわれたか、、、。前回設置したサーボモーターは壊れたと思って取り外したままの温度調整フラップ用のヤツを流用しただけだったので、再び中のモーターが潰れたんでしょう。取り外して通電すると軸は何食わぬ顔でグリグリ廻りますが、もう騙されません。マブチモーターに入れ替えてグイーン!と元気な作動音に変わったところで、取り付けました。

 この部品については個人的に紆余屈折ありまして、最初はオートエアコンの信号を受けてフフラップを動かすためのサーボモーターというボックスの中のギアが一時的に外れて固まってしまうために故障を起こす、だからボックスを空けて組み直して戻してやると何事もなかったようにまた作動すると思っていたのですが、結局中のBuhler製モーターの不具合が原因だろうと現在は思ってます。このモーターとそっくり入れ替えられる互換性をこちらで確認できた品番は、マブチ製FC-280SA-17182A です。大坂日本橋のデジットで150円ぐらいで売ってます。サイトでネット通販もしております。ワームギア付DCモーターと補足してもらえればより確かと思います。

 ついでに、キャビンフィルターを交換。
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 台所のレンジフード用フィルタで通常より厚め5mmサイズのものを使いました。厚めのほうが、折れ返りにくいけど厚すぎるとフラップの回転に干渉してしまいます。
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 Xmにある、3つのエアコンコントロール用フラップの内、吹き出し口切り替えフラップについては、グローブボックスを外さなくても、左側のライトをマイナスドライバーでコジって外すとリンケージの動きが見えるので、怪しいと思ったときは簡単に作働を点検できます。R0018522.jpg
プロフィール

Mako

Author:Mako
2007年に東京ルパルナスで、実車も見ずに電話一本で購入した7年落ち8万5千kmのシトロエンXmマニュアルミッション !
 その後の顛末は?

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